ファーブル日記

足根・膝関節の過伸展症候群

2015/05/23

お久しぶりです!動物スポーツメディスン科の看護師玉岡です。

季節も変わり始め体調は崩されていないでしょうか?

今回は、最近当科に来られた患者様についてお話しましょう。寺前先生にバトンタッチです。

 

こんにちは。動物スポーツメディスン科 獣医師の寺前です。

今日は「足根・膝関節の過伸展症候群」という疾患についてご紹介します。

 

本疾患の原因や病態については不明な点が多いのですが、

膝や足首の関節が異常に伸展するために体重をうまく支えられず、後肢をかばうようになります。

 

確立された治療方法もないのが現状ですが、

この度、チワワで本疾患をもつ患者様に外科的矯正を試みることになりました。

 

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これが手術前の写真です。

着地した時に足首、膝が異常に伸びるため踏ん張りがきかず、ふらふらしながら歩いていました。

 

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これが右肢の手術後の写真です。

足首、膝関節がしっかり曲がるようになり、体重をうまく支えられるようになりました。

手術していない左側と比較すると変化がよくわかります。

 

これは術後2日目、退院時の写真ですが手術した肢をすでに使い始めており、オーナー様も驚かれていました。その後経過も良好であり、先日反対側についても同様の手術を行いました。

本疾患はグレート・ピレニーズやバーニーズ・マウンテンドッグ等の大型犬種で多く認められますが、小型犬種でも時々見かけます。皆が手術を必要とするわけではありませんが、もしかしたらうちの子も?…と思われる場合には一度ご相談ください。

動物スポーツメディスン科 寺前・玉岡

 

 

 

投稿者:nishido | カテゴリー:ファーブル日記

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